続 くまのぶぅちゃん🐷

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4年後…… 「ママぁ、おはよ!」 「おはよう。望(ノゾム)。1人で起きたの?」 「うん。もうすぐ めぐちゃんも来るよ!」 「ママぁ~!パパが起きないよ!チューしたら起きるって、言ったのに……。」 「おはよう。恵(メグミ)。後でママが起こしに行くから、先に朝ご飯食べて!」 「はぁ~い!」 あの時、産まれた双子は男の子と女の子。 出産が大変で、私は一時 危なかったらしい。 ただ、2人が産まれたときの産声だけは 今でもはっきり覚えてる。 「パパ、起こしてくるから。2人で食べててね。」 寝室に行き、まだ寝ている雷さんに声をかけた。 「雷さん!起きて!」 「んー。」 「雷さん!今日も仕事でしょ。」 「うん。チューしてくれたら、起きる!」 「もう!さっき恵がしたって言ってたけど?」 「ん?そうだったかな?」 「早く起きてね!」 ベッドを離れようとしたときに、腕を引っ張られた。 「んっ…んんっ……」 ベッドに押し倒されて キス 「ママぁ、のぞむがジュースこぼしたぁ!!」 ドアの向こう側から、恵の大きな声がした。 「雷…さん。行かなきゃ……。……あっ。」 「風子、もう1回だけキスして。」 「ダメ。幼稚園のバスも来ちゃう。」 「ん。そうだな。」 だけど、雷さんの首に腕を絡めて 「でも、もう1回だけ……チュッ💕」 続 くまのぶぅちゃん🐷 🐷おしまいだぶぅ🐷
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