2人が本棚に入れています
本棚に追加
/157ページ
君との出会いは冬だった。
俺の通う中学校に転校してきた君
興味ない。
つまらない。
マンネリな毎日に
刺激を求めていた。
「はじめまして」
「都塚です。
宜しくお願いします。」
初めて見た。
あんなにも、綺麗な顔を
初めて聞いた。
あんなにも、綺麗な声を
中学生には珍しい
そんな印象を受けた。
大人しくて、可愛いというよりも
美しいというような顔立ち
なのに、優しそうで
今にも壊れてしまいそう。
儚い、とはきっと
彼女のことだろうと思うくらい
いとおしく感じた。
最初のコメントを投稿しよう!