過去と現在と君

君との出会い

『喧騒は嫌いなのよ。』

「あぁ、そんな感じ」

『どういう意味…？』

小首を傾げる。

あ、可愛い

美しい顔の大きな瞳が丸く見開く

「うーん

　そんな感じがするんだよな」

『取っつきにくいかしら？』

「いや、そんなことない」

少しだけ、嘘をついた

確かに取っつきにくいかもな

でも、それは

俺達なんかよりも格が上で

高貴で美しい

話しかけてはいけない感じ

いわば

高嶺の花…