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私はこんなに動揺してるのに、エースはいつも余裕だ。
「…ええ。寂しかったわ。会いたかったのエース」
そんなエースの余裕面を崩してやりたくて、素直にそう言ってみた。
当の彼は少し目を見開かせて驚いてから、すぐに幸せそうな、甘い笑顔になった。
私の心臓は跳ねる。
ドキドキが収まらない。
だってそんな彼の笑顔を見れるのはきっと私だけ。
それがなんだか嬉しくって、思わず私も笑顔になる。
幸せで満たされた時間。
もう寂しくない。
いまならエースに好きだと言えるかもしれない。
と思ったのもつかの間。
「じゃあ相思相愛ってことだな!お互いの気持ちが通じあったということで早速…」
いつの間にかエースは私の上にいて、ネグリジェに手をかける。
「ちょ、ちょっと待って。私三時間帯後に仕事なんだけど…一応聞くけど何するつもり?」
恐る恐るそう聞いてみる。
「やだなあ、何をってナニをだろ!言わせたいのか?君って×××なんだな!ははは!」
頭痛がしてきた。
「もういいからそこどいて。支度しなきゃ。」
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