春1幕 正義に生きる猫ちゃん

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「ふべぇぇおぁぁぁぁ!!」 箒が不良B…いや、デブの顔面を正確に捉えたのだった 聞いたことの無いような声を上げ、一撃の元に葬り去られたデブ……いや、豚 倒れた豚に意識など残ってなどいなかった 「…貴様、何者だ!!」 不良A…いや、坊主頭Aが叫ぶ 豚の手から解放され、地べたに座り込む安奈と、坊主頭Aの間に誰かが素早く現れた 「安奈ちゃん…」 その人物は、ゆっくり安奈に顔を向ける 「君を…助けに来たよ!」 分かる人には分かる、ある種類のセミがなく頃のキャラあかさかくんの物真似を繰り出した人物 それはあるラーメン屋に勤め、軽くアニメ好きで妹属性に限りなく弱い18歳の人物 それは… 「夏織さんなのです!!」 安奈が歓喜の表情で声を上げる その声に軽く微笑むと、そのままの表情で丸刈りに顔を向ける夏織 「…あのね、そこの人」 「な、なんだよ?」 坊主頭Aは笑顔の夏織の裏からにじみ出るただならぬ殺気に押され、少し後退りしながら夏織との距離を取る 「この子を初めにもふもふするのは夏織なんだよ!? あなたたちなんかにやらせないって…なんで分からないのかな君たちはぁ!!」 夏織は暴走し始めた
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