あの日

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2002年 『「HAPPY BIRTHDAY しんっ!」』 おれの17回目の誕生日を祝ってくれたのは、やっぱり優未〈ユウミ〉と優希〈ユウキ〉だった。 「ありがと」 2人の笑顔に負けないように笑顔を返せば、一瞬優未の顔が歪むも、すぐに微笑みを浮かべた。 「はい、これ」 そう言われ、手渡された黄色い紙に包まれた贈り物は予想外に重く、つい腕が下に伸びた。 同時に響いた腕の痛みに声が漏れた。 「バカじゃんお前~今しんは怪我してんの!重いよとか言うならまだしもさ~」 相手をバカにしている訳ではけっしてないが、独特の伸び口調で優未を叱る優希。 「だって優兄が…「分かったから!大丈夫」
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