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勢いよく地面を蹴り、身長差が三倍ある犬神の頭より高い所まで跳び、そのまま犬神の鼻の辺りを目掛けて肘をまげアタックをした。
その、極められた身体で繰り広げられた攻撃は想像以上の威力を誇り、犬神はなすすべもなく倒れた。
「さぁ~て、こいつをどうするかな?」
心は正体不明の人の方を見て呟いた。
「とりあえず食材とって家に帰るか」
心は渋々とその人間を担いで食材探しえと戻った。
心は普段この山の生き物で暮らしているので大抵食べれる物の検討はついていた。
その魔物は上級魔物だが、たいして心には関係なかった。
「いたいた」
心は満面のニタニタした笑顔でその魔物を見つめた、その魔物も心の黒いオーラに気づいたのか、心の方に首を傾けた。
だが、その魔物は首を傾けたことに後悔しただろう。
首を傾けた瞬間、目を光らせながら飛ぶ悪魔のような顔した心が移りこんで来たのたがら。
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