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子供の様に無邪気に笑いながら閻魔は顔を上げた
さっきまでの威圧感なんか全くもってなかった
仕事の時とフリーな時の彼は正反対だった
…たまにサボったりするけれど
鬼男はそんな閻魔を見てフッと笑いながら優しく頭を撫でてやる
そうすると閻魔は嬉しそうにニコニコ笑った
まるで子猫をあやすかのように…
鬼男と閻魔は禁断の恋をしていた
鬼と大王…二人が愛し合ってしまった
周りももう気づいてはいるが本当はこんな事してはいけない
けれど、お互い好きで好きで堪らなかった
だから今があるんだ
鬼「……あっそういえば大王っ」
閻「なに~…?」
鬼「早めに終わった事ですし、裏の書庫を片付けましょうっ二人がかりならすぐ終わる……っておい!逃げるな!!」
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