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「はぁ・・・とりあえずカナエさんたちはここにいて何もさわらないでください!!
いいですね!?
リョウトお願い!」
私は男のリョウトに頼んで扉を閉めた。
「・・・・・っぃ」
扉ごしに六人の話し声が聞こえてきたけど、もうこの際どうでもいい。
階段を降りてキッチンに置いてあるジュースとグラスを人数分おぼんにのせた。
案の定、上から騒々しいもの音はしない。
男のリョウトがしっかり見張っていてくれてるんだろう。
部屋の前に立って中の様子を聞いてみた。
なにか話してるようだ。
「ねぇ、女の子の部屋ってドキドキしないの?ひーちゃん?」
ひ、ひーちゃん?
ラウドさんってネーミングセンス無いんだな・・・
「い、いやあ・・・叶の前の家に何回か行ったことあるんで。」
「あら、私の家にきたの・・・。いつもそこでやっちゃうのよね。」
「お!お姉様っ!そんな淫らなことを・・・、」
「貴女だってそうでしょう?
この間だって夜が寂しいからって私の部屋」
「わあああぁーっっ!!!」
「「「・・・セイナ慌てすぎ。」」」
「誰でも寂しくなることはあるよ?
次は私のところにも来ていいからね?」
「ブ、ブレイズ!!」
「・・・ってさあ、あんたは人のこと言えないよね?
ひーちゃん、この世界のブレイズはもうキスした?」
「え、んやあやってないっすよ?
ふたりとも奥手だし。
ブレイズはやりたいみたいだけど」
『バンッ』
「そんなわけないでしょ!!」
思わず扉を開けてしまった。
「「「「「「あ・・・。」」」」」」
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