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賑やかな店内は、接客をする美しいホステス達が花を咲かせていた。
「やだ~ぁ、白河さん」
スカートのスリットから手を入れようとする男の手を押さえ、やんわりとした口調でホステスが拒絶していた。
そんな光景はよく見られるのだが。
彼女の肩を抱くその男の手は明らかに胸元にも触れている。
「お客様、ちょっと」
龍吾は客の背後から肩を叩き、ニッコリと微笑み自然な動作で何気なく外へ連れ出した。
あくまでも店内では失礼のないようにする為だ。
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