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次に目を開けるとなにもない空間だった。
視界の先には地平線が広がり、赤茶けた地面があるだけだ。
それでも先ほどよりは光があり、少し安心した。
「ようこそ、世界へ」
同じセリフが流れる。
少し違うのは低い位置から声が聞こえるという事だ。
声のする方を見ると少女が立っていた。
俺の顔をじっと見たまま少女は続ける。
「あなたは自由を手に入れた。私の名前はルルと申します。これからこのゲームの説明をさせて頂きます。」
そう言ってルルは頭を下げた。
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