7人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日は、ミヤコの家の釣り堀に行く事にした
前日のお酒が残って、伊勢神宮まで出るのがしんどかったし、赤福は日持ちがしないから最終日にした方が良いって言われたから
……って
「釣り堀って、釣るのは普通、鯉とかじゃないの?」
「鯉は池やろ?せっかく海があるんやもん。鯛でも釣っとき!」
海上のいかだに乗って釣糸をたらす
「鯛なんて釣った事ないよ?」
「大丈夫、大丈夫!うちも釣り嫌いやから釣った事ないし!」
適当だなぁ
「アキラさんは?」
もう会えないのかな?
「あ、せや。忘れとった」
ミヤコは私にメモを渡す
「アキラは今日から漁に出とるわ。これ渡しといてって言われた」
釣竿を置いてメモをみる
何かちょっと恥ずかしい。落とさないように大事にしまう
「ちょっと。何ニヤニヤ見てんのよ!」
「だってニヤニヤ不気味に笑てる顔見たら、こっちもにやけるやん」
何!?私の顔、にやけてた?
「あ!竿引いとる!」
慌ててリールを巻く
「何!どうしたら良いの!?」
周りにいたお客さんにアドバイスを貰いながら、鯛と格闘する
釣りも結構面白いかも!
「やった!でかいの釣れた!」
ミヤコが小声で、鯛とコイの両方釣れたねって言ってたけど
恋はどうなんだろ?
とりあえず
「次に来た時は、1人で釣っちゃうからね!」
また、近いうちに遊びに行こう
三重県へ
最初のコメントを投稿しよう!