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「ただいま。」
家に到着。
「あらぁ、早いのね。」
母さんは居間で寛いでいる。
「柊は?」
「お友達とゲーセンだって。」
「ふうん。」
とりあえず制服から着替えようと思って二階に行こうとすると
「あ、楓。」
母さんに呼び止められる。
「なに?」
「…服全部段ボールに入れちゃったから無いわよ☆」
私が火山だったら噴火してるかもしれない。
うっかり母さんめ…
「良いじゃない。着替えてもどうせジャージなんだし。」
うっ…
結構なダメージ…
「それに今日はまぁまぁ上等なレストランなのよ?ジャージより制服のが良いわよ。」
…反論の余地がない。
踏んだ場数の差なのか。
結局、午後は制服でだらだら過ごした。
そして夕方。
「準備出来たかー?」
父さんの声。
「母さんが化粧してるからまだ。」
柊が言う。
さっきまで一緒にゴロゴロしてたのに…切り替えが早いな。
しばらくして母さんが来た。
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