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翌朝。
「じゃ、気をつけてね。」
「うん。着いたら電話して。」
「了解ー。じゃ、バイバイ。」
ブロロ…
車はあっさり遠ざかって行った。
あっけない。
クルッと後ろを振り返る。
そびえ立つのはだいたい10階立てぐらいの普通なマンション。
漫画とかならここは高級マンションなんだろうけど、恭ちゃんの稼ぎだもんな…。(いくらか知らないけど)
世の中そんなに甘くないか。
腕時計を見ると
11:20。
業者さんが『明日の朝には届く』と行っていたから、なるべく早く行かないと。
…すうっ。
深呼吸してからマンションの中に入った。
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