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はじめまして海です。
葬式も終わり部屋の片付け中です。
え?なんで片付けてるの?
そこから話すのか…
仕方ないな~
チョンチョン
なんか背中つつかれてるが気にしちゃダメだよ!
気にしたら負けだ!って誰かが言ってたじゃないか。
?「……し、もしも~し、海君?」
海「え?鈴さん?」
なんでいるの?つか僕は誰と話してた?
キョトンとした僕に鈴さんは
鈴「大丈夫?疲れたなら手伝うよ?」
海「あ、そうだった片付け…引っ越し」
鈴「…もしかして忘れてた?」
海「いや、忘れてないですよ。大丈夫です」
はぁ、忘れてたなんか言えない
そうだよな、引っ越すんだよな
葬式の終わりに鈴さんから突然引っ越さないかと言われた。
というより養子としてこないかって、
僕は小さい頃から家族のあたたかみを知らない。
両親が死んでどうしようかと考えていた俺にそんな優しい言葉をかけてくれたのは鈴さんだった。
鈴「うちの家族になりなさい」
素直に嬉しかった。
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