支配する生徒会

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「はい、キー君そこまで」 会長が程好く崩壊したところで知弦さんからストップが掛かった。 「キー君、いくらなんでもちょっとやり過ぎ。可哀想に……アカちゃんこんなにちっちゃくなって……」 「ちっちゃくないよっ!」 某ファミレスのちっちゃいウェイトレスさんみたいな発言をする会長。 でも知弦さんはそんな会長をそのままにして話を続けた。 「それに、そろそろ本題に入らないといつまで経っても進まないでしょう。まぁ、今日は土曜日だから午後からの授業はない分、時間はまだあるけど、ちょっとはアカちゃんの言うことも聞かないと」 「ち、知弦ぅ……!」 「だから、アカちゃんで遊ぶのはその後でよ」 「知弦!?」 親友との確かな友情に感動をして涙をほろりと流していた表情から一変して、まさかの裏切り行為に戸惑いを隠しきれないようだ。 いやはや、知弦さんの会長いじりはもはや脱帽ものだ。 俺もその域に達するよう精進しないと。 というわけで、若干長かった紆余曲折な脱線も終わり、やっと本題へ。
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