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１章
３学期が始まる。
いつもながら通学電車はつまらない。
電車は真っ暗な地下をただ目的地に向かって淡々と走り続ける。
隣に立っている会社員のおじさんも綺麗な女の人も目の前に座っている羨ましいほど可愛い制服を着ている女子高生もみんな無表情で携帯をいじっている。
私もこんな感じで3年間通学するのかな。
ふと携帯から目線をあげて真っ暗な車窓に映る自分の顔を見ているとため息がでる。
今日もパットしない地味な顔だな・・・
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