プロローグ

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<<?Side>> 「んじゃ母さん行ってくる」 玄関で靴を履きリビングに向かって声をかける 出掛けに挨拶は基本だと思う 「怜也も気をつけていってらっしゃい」 母親のいつも通りの返事を聞きながら俺は家を出る いつもと同じ休日明けの平日 普段通りの朝が俺を出迎えた 今日もまた何でも無い一日が始まりそして終わるのだろう、とどうでもいいことを考えながら学校に向かう 別段不満も無いが刺激も欲しいと思うのは俺だけでは無い…と思う 特に男子は 偏見か? そう、この時はまだいつも通りの日常が続くのだと思っていた
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