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強い衝撃があり、私の肩と乳房そして、お腹が大木に打ち突けられた。 小原さんを背負ったままだったが衝撃は直接受けずに済んだようで安心した。 今の大木との衝突で私は左肩と左の乳首に切り傷を負った。 ドクドクと傷口から血が湧き出てきた。 鈍い痛みがカラダの左半身にジンジンと疼いた… 私は態勢を立て直し、再度、暗闇の急斜面に臨んだ。 私は背中の小原さんが心配になって振り向いて言った。 「小原さん、痛くなかった? ごめんね… 今度は注意するから… もうすぐ林道に出られるから頑張るんだよ。林道で休んでれば助けて貰えるからね。」 私は小原さんを、安心させたくて、さも救助が来るような嘘をついた。 私が今、必死に小原さんを背負って向かう場所には何もないのだ。 私は本当に小原さんを助ける気があるのか… 森村さん達が助けに来れる状態なら向こうから、とっくに来てる。 今、私のやってることは自己満足の為に他ならない。 小原さんが死ぬまでの間にやるだけのことをやっておかないと…私自身が息苦しくなる… 自分の為にやってるだけだ。 私の目的は小原さんをヒルのいない安らかな死に場所に連れて行くことでしかない。 私は偽善者でしかない。 虚しい、虚しすぎる…… 嫌悪感が私を支配した。 小原さんの為に何か他にできることはないのか? 小原さんを救うためにできることを何も思いつかない… 悲しすぎる… 勾配が段々ときつくなってきた。 私は前傾姿勢をとり、小原さんのお尻を両の手で押し上げつつ大股で歩いていった。 すると、小原さんの大きな乳房は、歩く度にプリプリと大きく揺れ動き… 私の背中に密着する度に大きく潰れ横に広がった。 小原さんの両乳房の表面に、まるで苔のように密集して貼り付いていた大量のヒルたちは… 過激に揺れ、形状が急激に変化する乳房に驚いたのか… 踊るように伸縮しながらボロボロと落ちていくか私の背中に吸い着いた。 私の背中の上で弾力のある小原さんの乳房は歩く度に血を噴き出す。 そして背中に吸い着いたり弾ける感触が心地よくて… 異様な快楽が私に押し寄せてきた。 彼女の乳首が血を吐きながら背中上で乳房と共に擦れゆく感触に… 私の乳房は激しく共鳴し共振し疼いた。image=440433377.jpg
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