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私の唇は彼女の唇を離れ、彼女の首筋を、ゆっくりと這いながら、彼女の可愛らしい左肩を嘗め回した後、彼女の乳首をくわえ込み、無心に吸った。 私は、まるで赤ちゃんに戻ったかのようにチュウチュウと彼女のオッパイを吸い続けた。 そして遊んでいた私の両の手は彼女の大きな臀部を弄っていた。 私は彼女のお尻を優しく撫でながらゆっくりと私の身体を彼女の肉体に重ね合わせ密着させた。 私の穿いているジーンズのミニが邪魔でしょうがなかった。 私は彼女の裸身に少しずつ温もりが戻ってきたことを、私の肌身全体に感じた。 少しホッとした。 そして冷や汗がどっとでてきた。 瞬間……私は私自身に凄まじい嫌悪感と罪悪感を感じていた。 私は取り返しのつかないことを…… 私は小原さんが失神してるのを利用して欲望の赴くままに……小原さんの肉体を弄んでいた。 私は自分自身が恐ろしくなっていた。 なんで、私は罪を犯したんだろう、これは明らかに犯罪……だ…… 私も小原さんも全裸に近い姿だった。 こうなる可能性を私は一番、恐れていたのに……なぜ……一線を越えてしまったのだろう。 私はずっと欲望を自制し続けていた、ユリの真似などする気は毛頭なかった……なぜなんだ。 私はあえて小原さんの胸もお尻も下半身も故意に手で触れることだけは避けていた。 私はユリの経験がないから小原さんの股間に触れさえしなければ欲情に火がつくことなんてないと思ってた。 だから下半身を完全に無視していた……なのに……何故……? あ、そうか……そうだ! 小原さんにキスしてから制御できなくなったんだ。 ……唇……小原さんの唇が眼前にあったとき、私は狂った…… 乳房でも、お尻でもなかった……唇こそが愛なる器そのもので要注意すべき対象…… 私は唇に関しては不用心だった。 キスぐらいだったらと軽く侮っていた。 私は私の局部を小原さんの脚部に擦り続けていて性的にかなり興奮していた。 通常の状態なら私の性欲が同性に向くことなんて有り得なかった。 愚かなことをしてしまった……小原さんはまだ失神したままだ。 もし、私がキスしていた時、私が乳首を吸っていた時、彼女が目覚めていたら……想像すると背筋が凍る……恐ろしい……ゾっとする……image=440432698.jpg
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