第1.1章

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翌日、 この日は先輩が飲み会を開いてくれることになっていた。 午前10時。 オレは爆睡中だった。 「おーいヤス-!」 先輩が呼んでいるのにも気づかず、オレは夢をみていた。 高校で彼女できるかなぁ 昨日のその妄想がこの夢をオレに見させていた。 かわいい女の子と並んで歩いている。 興奮しているのだろうか、息苦しくなってきた。 さらに苦しくなってきた。 ここでオレは目を覚ました。 「よう。ヤス。」 既にほとんどの先輩たちが集合していた。 「やっと起きたか」 未だ昼にもなっていないのに気が早いヒトタチだ。 「おはようございます」 オレはそう言ったつもりだったが、 「何言ってるか分かんないぞー」 気付けばオレの口には大量のイカが詰まっていた。
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