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「合格おめでとう。」
先輩はそう言ってオレのグラスにビールを注いでくれた。
「よくもまあお前みたいなバカが一発で合格できたなあ」
先輩はビール片手タバコ片手に笑いながら言った。
「先輩ほど頭悪くないっスよ。」
オレも笑いながら言った。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、陽も傾き始めた頃、一人の先輩が言った。
「お前さあ、茶髪なんてショボいだろ。もっといい色に染めようぜ」
皆賛成で一致だった。
「じゃあ 金がいいッス」
先輩が早速買ってきて、オレの髪染め大会が始まった。
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