第1.1章

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「今日は一泊してくぞー」 残った先輩たちは皆泊まっていくらしい。 5人の先輩たちはそれぞれ自由にオレの部屋をちらかしてくつろいでいる。 親も居ないから別に構わないのだが。 「ヤス、エロビ(AV)ねぇの?」 いつの間にかAV観賞会が始まった。 「オレがもっと良いの持って来てやるよ」 そう言って出ていった先輩は10分ほどして戻って来た。そして20枚はあろうかというほどのAVをドサッと置いた。 既に夜中の2時を回り、そろそろ起きているのが辛くなってきた。 先輩たちも殆ど眠りにつき、オレもいつの間にか夢の中だった。 朝。 目を覚ますと部屋の中が酒とタバコの匂いで凄まじかった。 入学式まであと1ヶ月半、まだまだ遠いなぁ。
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