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「私の事が嫌いならそれでもいいけど、安藤くんを巻き込まないで。」
「石田…」
「私には何言ったっていいよ。でもそれで友達の好きな人を人にバラすなんて最低だよ！」
こんな事を言ったら明日から何をされるか分からないけど、あんなに真剣に話を聞いてくれた安藤くんを傷付けたかもしれないと思うと止まらなかった。
もう、坂本くんなんて気にしない。
もう、何を言われても落ち込まない。
私は安藤くんに向き直ると
「なんか、私のせいでごめんね…。誰にも言ったりしないから」
「いや、それはいいんだけど…」
「あと、さっきの話だけどさ、やっぱり変えるよ」
「変える？」
「うん。私ね…」
ここで覚悟を決めて息を吸い込むと、言葉と共に吐き出した。
「坂本くんなんて、大嫌い」
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