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今、俺達は町に来ている。
俺達の住んでいるボロアパートから少し離れた都会だ。
「まずは…このダサ男をなんとかしないとね。」
ジャージにダウンジャケットはダサいのか？
「ださお～？」
空ちゃんは子供だからオシャレし………てるな。
太ももまであるピンクと黒の靴下に白のミニスカート、白いふわふわのついたジャンパー……可愛いね。
姉ちゃんも同じような格好してるな。
傍から見れば美少女姉妹に見える。
「俺はいいよ。ほら、オシャレしても所詮は中の下だし。」
「あんた……世の中を敵に回したわよ、たった今。」
え？なんで？
「てき～？」
「そう、敵。謙遜も度が過ぎたら嫌味に聞こえるの。」
って、俺の顔がいいとでも言いたいのか？姉ちゃんは。
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