第二話『幼女でも女は女』

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――数時間後 俺は公園のベンチに座っている。 財布を姉ちゃんに預け、荷物の見張りだ。 適当な店できつきつのジーパン(スキニージーンズって言うらしい)を履かされ、ネックレスをかけられ、動きにくい革ジャンを着せられ… とまぁ、散々な目にあって疲れたのだ。 「そのくせ、結局パーカーにきつくないジーンズだもんな…。着せ替え人形にされただけかよ。」 アクセサリー?に、銀の指輪とネックレス…無理やりつけられたけど。 ま、二人とも楽しそうにしてたし、それでいいか。 「お疲れ?」 「うぉっ!?」 突然後ろから声が聞こえた。 「どーぞ♪そんな荷物にオシャレして…で、デート?」 俺に缶コーヒーを渡して一つ隣のベンチに座った子。 俺と幼稚園から幼馴染みの"宮森 風音[ミヤモリ カザネ]"。 昔から何かと俺の世話を焼いてくれている優しいやつだ。 「ありがと。姉ちゃんとその他一名の荷物持ち…かな。」 「その他?」 ごまかし…きれるわけないよな。 正直に言うか。
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