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「あたしにもポテチよこせ~!この愚弟~。」
姉ちゃんがポテチを掻っ攫いやがった。
「ポテチうま~♪」
姉ちゃんはポテチを、ムシャムシャ食って笑ってる。
この笑顔を見ると、なんか…許しちゃうんだよなぁ…。
ピンポーン♪
お?来客みたいだな。
でも、こんなボロアパートになんの用だろ?
俺は不審に思いつつも玄関に行き、ドアを開けた。
すると……
「あんた達の妹の、"空[そら]"ちゃんよ。今日から一緒に暮らしなさい。」
小さい女の子を連れた母さんが、女の子を俺に無理やり預けて、すぐに帰ってしまった。
残された女の子と俺は、みつめあったまま…呆然としてしまった。
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