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「おねーちゃん???」
「そうよ。名前は?」
姉ちゃんは、空ちゃんの目線に合わせるようにして、優しく微笑んだ。
「空だよー!」
「そっか、空か。いい名前だね。お家入ろっか。」
「うん!」
これは…心配いらなさそうだな。
あんな優しい姉ちゃん、久しぶりに見たよ。
俺はドアを閉め、姉ちゃん達の後に続いて、リビングに向かった。
「まぁ…こんな日常も…悪くはないかな。」
俺はリビングで楽しそうに話してる姉ちゃん達を見て、そう感じた…少しだけ。
俺こと、"桜田 翔[サクラダ カケル]"は…少し変わった日常に戸惑いながらも、難しいことを考えるのを先送りにしたのだった。
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