関門を突破せよっ!←

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しっかりしろ、俺! と気合いを入れていると、突然手首を捕まれた 「え?」 驚く俺を引っ張り、和智さんはあるUFOキャッチャーの前にきた それは、猫のぬいぐるみがたくさんある所だった そして、俺が心惹かれたUFOキャッチャーの一つである 「僕、これやりたかったんだよね。雅人くん、どれが好き?」 そう言って顔を覗き込まれた 「え?あ、黒猫のやつが好きかなぁ…」 俺がそう言うと、和智さんは そう と言って微笑んだ そして、コインを入れたかと思うと、なんと1発でとってしまった 「わぁ、1発で取れたよ。雅人くん、あげる」 そう言って黒猫のぬいぐるみを渡される 「あ、ありがと~」 やばい、これはすごく嬉しい! 思わず素で喜んでしまうところだった 「いいよ。僕は取れただけで満足だし。雅人くんが喜んでくれてとても嬉しいよ」 …くっ、なんて紳士なんだっ… いや、惑わされるな、アレは紳士の皮を被った狼だ
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