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いま何時なの。
午後五時三十七分
(あれから一時間じゃない……! いったい何してるの!?)
正座を解こうか一瞬迷ったが、その一瞬で帰ってこられてもなんだか切ない。
もう少し頑張って待ってみようとしたが
あることが私の頭を過ぎった
(まさか何かの事件に巻き込まれたのかしら!? いやでも大丈夫よね……。そのために今日まで鍛えてきたんだから。甘いながらも)
そうは思ったものの、心配には変わりなかった
私はいてもたってもいられず道場の隅から隅までを移動し始めていた。
(もし、もしだけど空くんが戦闘屋なんかに出くわしていたら……、多分いまの空くんじゃ敵わない……。ましてや裏十三家が相手だったら……! あぁ! どうしようどうしよう!!)
いつしかその移動スピードは上がっていて、私の少し後ろに残像がのこるほどだった
けど関係ない。今はそれよりあの子が心配だった。
(やっぱり捜しにいったほうがいいのかな……)
不安はどんどんつのっていた
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