悪夢

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「うわぁぁああああ!」 優陽は目の前で食われている人を助けるため、いや、もう助からないことはわかっていた。 ただ今、起きていることを認めたくないだけだ。 走りながら刀を抜き骸骨に首目掛けて刀を振り下ろした。 骸骨の頭と胴体は離れ、食われていた男と判断できる人が見えた。 さっきの人と似た感じだ。 「すごいな、お前・・・・・・」 目を丸くして見ていた秀秋が口を開いた。 「いや、もう怖くて何も考えれなかっただけだ・・・・・・」 優陽は息が切れていた。 相当緊張していたのだろう。 と、後ろで何かが動いた気がした。何か嫌な感じもした。
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