1人が本棚に入れています
本棚に追加
「うわぁぁああああ!」
優陽は目の前で食われている人を助けるため、いや、もう助からないことはわかっていた。
ただ今、起きていることを認めたくないだけだ。
走りながら刀を抜き骸骨に首目掛けて刀を振り下ろした。
骸骨の頭と胴体は離れ、食われていた男と判断できる人が見えた。
さっきの人と似た感じだ。
「すごいな、お前・・・・・・」
目を丸くして見ていた秀秋が口を開いた。
「いや、もう怖くて何も考えれなかっただけだ・・・・・・」
優陽は息が切れていた。
相当緊張していたのだろう。
と、後ろで何かが動いた気がした。何か嫌な感じもした。
最初のコメントを投稿しよう!