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その恐怖とは少し違うけど…これは…嫌…
カリ…っ!
「…ぁう!」
チクッとする痛みに顔を向けると
首筋に一輪の華…。
「咲お兄ちゃんやめて…!」
私はできる限りの力を込めて咲お兄ちゃんを押しのけると
乱れた服を整えながら自分の家に戻った。
首筋にまだお兄ちゃんの温もりが残ってる…
鏡で確認したけど
やっぱりそこにあるのはキスマーク
「すごい濃くついてるし…どうしよ…」
とりあえず応急措置で絆創膏をはったけど
バレバレな気がする。
ドキドキしすぎたせいか
部屋に入ってベッドの上にのるとすぐに眠くなってきて…
まどろみの中カーテンの隙間から漏れる光を見つめ…
夢の中へと落ちていった…。
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