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「ねー百合。お前の隣の席イケメン転校生なんだって?
惚れた?」
「別にー…。幼馴染みだしそんな感情ないから」
「そかそっか。んー…いい忘れてたんだけどさ明日デートしよ?」
「で…っデート!?う…うん。いいけど?」
あきちゃんのお家は恋愛禁止で
あきちゃんのご両親にばれないようにしなければならない。
あきちゃんはよく百合は気にしなくていいよって言っているけど。
やっぱり反対とかされたらって思うと消極的になってしまう。
「じゃあ、明日はいつもの映画館の前ね」
あきちゃんとのデートは
駅の裏口にある
小さな映画館で二つ映画をみる。
最初のデートの時に
どこに行きたいって言われたから何となく映画館…
って答えててそれからはデートといえば映画館のようになっていた。
映画鑑賞は二人の唯一の共通の趣味だから
ただ映画をみるたけでも
一緒にいる人がちがうとこんなにも違うんだって実感できる。
えへへ…明日は何着ていこうかなぁ…♪
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