まえがき

4/29
前へ
/109ページ
次へ
翼手 翼手の女王(始祖翼手)の血を何らかの方法で体外から摂取した人間が変化を遂げた生き血を啜る化け物。 普段は人の姿で人間社会に溶け込み生活しているが、血液の不足による喉の渇き等が原因で人間を捕食する事がある。 鋭い爪や牙と強靭な肉体、高い再生能力を併せ持つ。 反面、知能がとても低く、本能の赴くままに生きている。 翼手は、自分に血を与えた翼手の女王と対をなす翼手の女王の血液を体内に摂取してしまうとたちまち体内の血液が結晶化していき、最後には全身が結晶化して死に至る。 また、身体の重要器官(脳や脊髄など)への修復不能な損傷を与えられるか、首を撥ねられたり、全身の細胞を短時間で焼き尽くされる事でも死に至る。 翼手という名前で呼ばれる様になったのは、初代ジョエル・ゴルトシュミットによって、外見が翼手目科(コウモリ)に類似していた事から旧翼手目科の名称である【翼手】と名付けた為である。
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

330人が本棚に入れています
本棚に追加