第4話

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「…おとうさん?どういうこと?」 驚いて言葉を失っているお父さんの代わりに、私の質問に答えてくれたのは、仁さんのお父さんだった。 「波澄君には家の会社で働いて貰ってるんだ。波澄君は栃木支店だが、本社の営業会議では顔を合わせているよ。」 「そうだったんですか!」 仁さんもお母さん達も驚いた様子。 そういえば仁さん、お義父さんは事業をしていると言ってたよね、まさかお父さんの会社だったなんて… 「いゃぁ…悪かったね、こんな時期に長期出張に行かせて。」 「いえ、とんでもない。」 「これからは、公私共によろしく頼むよ。」 「はい、こちらこそよろしくお願いしますっ…」
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