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「今はプライベートなんだし、そんなに固くならないでくれ…今はお互いただの親だろ?」
緊張しまくっているお父さんに苦笑しつつも、そんな言葉をかけてくれた。
「はい、…優凪をよろしくお願いします。」
その後も、お父さんは変わらず緊張気味ではあったけれど、お母さん達の助けもあって、会食は和やかに進められていった。
お義父さんから聞いた。
仁さんは、社長の息子でありながら、親の力のないところで自分の力を試したいと大学を卒業してすぐに家を出たと。
そして…今の会社に就職し、30歳という若さで、自力で部長にまでなった。
本当…すごいな。
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