第4話

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―その日の晩 「ああ~楽しかったけど疲れたわね~。」 「そうだな。そろそろ寝るか!」 「お父さん、明日は浅草辺りプラプラして、スカイツリーの前で写真撮って帰りましょうね。」 あれから、お父さんとお母さんに付き合って夜の東京を歩き回った。 東京タワーに登ったり、ショッピングしたり、海君が働いているお店にも立ち寄った… 本当にクタクタだよ… 「それじゃ、お休みなさい。優凪も早く寝なさいよ?」 「うん…おやすみ。」 確かに一緒に時間は過ごしたけれど… 私、両親のデートの付き添いしただけ? 嫁入り前の、しんみり雰囲気なんてどこにもない! 目の前には常にイチャイチャした両親の姿… 「………」 でも… それでこそ、うちの両親かな! いつまでも仲が良くて素敵だね。 うん、ある意味目標かな。 「…優凪、幸せになれ。」 ベッドの中から聞こえた小さな声… 「…ありがとう。」 お父さん、お母さん… 私、幸せになるね。 end
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