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お父さんはそういうと控え室から出ていった。
「格好つけたいのよ。
一人で泣かせてあげましょ?」
「えっ?」
「フフ、泣きそうなのバレバレなのにね。
じゃ、お母さんも挨拶に行ってくるわ。また後でね。」
「うん。」
「私も化粧治して来なくちゃ!じゃね、お姉ちゃん。」
「うん。」
お母さんと汐里ちゃんが出ていったドアを見ていると、海君が口を開いた。
「悔しいけど…不思議と片桐さんなら優ちゃんを幸せにしてくれるんじゃないかと思えた…絶対に幸せになってよね。」
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