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「俺は誰よりも、優凪の事を大切に思ってる自信があるよ。」
そう言って、優しい目で私を見つめる仁さん…
「優凪…似合ってる。すごい綺麗だよ…
なんだか…誰にも見せたくなくなっちまうな。」
仁さんの手が私の頬に触れる。
立て続けに甘い言葉を囁かれて、私の心臓は壊れてしまったのではないかとおもう程に鼓動を早めた。
「仁さんもすごく似合ってる。格好いい。」
誤魔化すように言葉を紡ぐ。
でも、本当に…
仁さんは、息を飲む程にタキシードが似合っていて、思わず見とれてしまう。
私もプロのメイクとウェディングドレスで、いつもより大分綺麗になってるとは思うけれど…この人の隣に立つと思うと自信がなくなってしまいそうだ。
こんなに格好いい人が彼氏だったんだ…なんて染々思ってしまう。
いや…今日からは夫になるんだ…
本当、こんな私でいいのかな…なんて今更ながら感じてしまう。
私のどこが良かったんだろうか…
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