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―仁side
ウェディングドレス姿の優凪は本当に綺麗だった…
実は天使なんじゃないか?…なんて本気で思ってしまった自分の思考に苦笑する。
俺のものになってくれるんだな…なんて、何とも言えない幸福感に包まれた。
今、この場で抱き締めたい…誰にも見せたくないな…
そっと、優凪の頬に手を伸ばす。
頬を赤く染め、嬉しそうに笑みを浮かべた可愛い優凪をしばらく見つめていると、突然その瞳には憂いが現れはじめた。
なんだ?
きっと良からぬ事を考えているのだろうな…
「優凪?どうした?」
「………」
「言ってごらん?」
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