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―優凪side
キィ―
重厚な扉が開き、お父さんと腕を組みながら前に踏み出した一歩。
バージンロードの先には微笑む仁さんの姿。
ゆっくりと歩みを進める。
真っ赤な目をしたお父さんの腕から手を離し、仁さんの手をとった。
「仁くん、よろしく頼む…」
「はい、お父さん。」
泣かないと誓ったはずの、私の目にからも、ついに一筋の涙が落ちた…
「はい、誓います」
今日、私達は…
大好きな皆に見守られながら…
神父様の言葉の元に…
永遠の愛を誓い…
夫婦となりました。
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