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「ただいまぁ~」
「おかえり。早かったな?」
「うん、お義母さんが仁さんに怒られるからって言ってた。」
「分かってんなら来んなよな?大丈夫だった?」
「全然!楽しかったよ?色々買ってもらっちゃったのは申し訳ないけど…」
そう、おかあさんとの買い物は思いの外、楽しいものだった。
と言うのも、おかあさんが終始嬉しそうにはしゃいでいて、そんな様子を見ているだけで笑みが漏れたのだった。
お互いに服を見立てたり、かわいい雑貨をみて二人で歓声をあげたり…
気に入ったものは値段関係なくすぐに買ってしまう勢いには驚いたけれど、それのほとんどが私へのものだった。
本当に娘欲しかったんだろうな…
自分の存在が喜ばれていることは、正直うれしい。
自分もまた、仁さんの家族といい関係が築けたらと願っていたので、おかあさんと仲良くなれた事は本当にうれしかった。
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