第7話

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ほんっと…俺、優凪の事になると、まるで駄目男だな。 はじめての感情ばかりで、いつも戸惑うばかり… だっせ~な。 どんだけ好きなんだよ、俺… そう思ったら、なんだか笑えてきた。 よし、駄目だ駄目だ! 折角二人きりで旅行に来てるんだ。 楽しませてやらないとな! 「優凪?荷物置いたらショッピングでも行く?」 「えっ?ああ、うん!」 「こっちは雨はめったに降らないし、気温が高いから乾燥してるんだ。出歩くときの水分補給用の水は必須だぞ?」 「そ、そうなんだ?」 ぷっ…優凪が百面相してる。 そりゃそうだよな、俺が不機嫌だった事ぐらい気づいてただろうし。 でも、もう大丈夫。ちゃんと旅行を楽しもう! そういや、何か優凪が言おうとしたような気はするけれど… まあ、いいか。
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