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シェリー『お願いというのは、助けていただきたいのです』
一夜『助けるって、一体何を助けるんだよ?』
シェリー『世界をです』
一夜『はぁ!?』
いきなりおかしなことを言い出すもんだ、世界って今だって十分に平和じゃないか。
呆れる一夜を気にせず話を続けた。
シェリー『この世界は放っておけば、いずれ龍帝によって…』
一夜『ストップ!!ストップ!!』
慌てて話を遮る。
一夜『龍帝?龍帝って何だよ!?』
おいおい、いきなり訳のわからない単語が出てきたぞ。
シェリー『時間がないのです、私がここにいる理由…貴方をあの世界へ連れていかなければならないのです』
一夜『だから、訳がわからないっての!龍帝とかあの世界とか!』
シェリー『申し訳ありません』
なぜか謝ったシェリーの体が突然輝きだした。
一夜『うっ…まぶ……』
あまりの眩しさに目を閉じる一夜。
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