彼女を殺しに。

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「さっき、急に現れた。オバケ?」 俺は息を飲む。 どうやら、最初から見えていたようだ。 こんな人間もいるのか、と感心する。 「それとも、死神?……あたし、もうすぐ死んじゃうらしいからさ」 そう言ってその女性は自嘲ぎみに微笑んだ。
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