第一章

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屋上への扉を開けると一人の男子がいた。どうやら、リコたちには気づいてないようだ。 「あの人もしかして2-Cの中野蓮じゃない?」 と小声で愛莉が言う。 「え?」 「あの、超カッコイイ無口王子の蓮くんだよっ!」 「あーあのいつも女子ひきつれてる・・・」 とリコが蓮が女子を引き連れているシーンを想い浮かべる。 「どうするっ?」 「なにが?」 「声かける?」 「なんで?」 「いや、いっしょごはん食べれるかもよ?」 「知らない人と食べるの?」 「あんた、美人だから大丈夫だって!」 「なにが、大丈夫なのよっ。嫌だ。」 とリコはそっぽを向いて歩き出す。 「もう、いいよー。」 と愛莉はため息をつきならリコ追いかけるのだった。
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