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屋上への扉を開けると一人の男子がいた。どうやら、リコたちには気づいてないようだ。
「あの人もしかして2-Cの中野蓮じゃない?」
と小声で愛莉が言う。
「え?」
「あの、超カッコイイ無口王子の蓮くんだよっ!」
「あーあのいつも女子ひきつれてる・・・」
とリコが蓮が女子を引き連れているシーンを想い浮かべる。
「どうするっ?」
「なにが?」
「声かける?」
「なんで?」
「いや、いっしょごはん食べれるかもよ?」
「知らない人と食べるの?」
「あんた、美人だから大丈夫だって!」
「なにが、大丈夫なのよっ。嫌だ。」
とリコはそっぽを向いて歩き出す。
「もう、いいよー。」
と愛莉はため息をつきならリコ追いかけるのだった。
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