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虹の向こう
｢ねぇ…
虹の向こうって何があるの？｣
｢さあね…｣
男の子の
そっけない返事に
女の子は
ほっぺを膨らます
｢つめたぁい｣
｢だって知らないんだからしょうがないじゃん｣
｢でもさぁ
なんかあるでしょ
例えばさ
虹の向こうは…
夢の世界とか｣
男の子ははぁっとため息をついた
｢夢の世界ねぇ･･･
それもいいんじゃない｣
｢もう
はぁ･･･行ってみたいなぁ｣
｢それじゃあいくか｣
｢えっ!?｣
そう言うと男の子はそっと女の子の手を取った
｢長い旅になるな｣
｢うん｣
｢なぁ
もし虹の向こうにいったらさ…｣
｢何？｣
｢…やっぱりいいや｣
虹の向こうに男の子と女の子がトボトボ歩いていくよ
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