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「うっす」
と俺が戻ると、
「かなり豪勢なパーティーメンバーね」
とフウコが表情を変えずに言う。
「ひ、人………?」
「でも、羽が生えているよ。これは………天使?」
とグレイ、ミスラが言う。
ミスラ、正解だ。
「ああ、右から、ミカエルさん、ラファエル、ガブリエル、んで最後にルシファー」
と紹介すると、
「嘘…………」
「熾天使、ですよね………?」
「マジ?」
とティナ達は驚く。
「うん、マジ」
と俺が答えると、
「有り得ない!有り得ないぞ!」
と一人の金髪オールバックがやって来る。
ま、まさか、あいつは………。
「…………」
とフウコは声に出さず笑っている。
「貴様、平民の癖に熾天使だと!?」
○フォイでした。
「○フォイはお帰り下さい」
「ぶふっ」
あ、フウコが耐え切れなくなった。
「黙れ!それと私はフォイ・フォールだ!」
と○フォイが言った瞬間、
「え、誰?俺知らないぜ」
と俺が言う。
あ、フウコだけじゃなく、グレイとミスラにも移った。
「貴様~!私は貴族だぞ!!」
「いや、知らねーもんは知らねーし。第一、貴族だからなんなんだよ?強いのか?」
「あ、当たり前だ!」
あ、これは嘘だな。
「そっか、親の七光りだと思ってたよ」
「~!!貴様!」
あれ、さっきから○フォイのセリフ少なくね?まあ良いや。
「図w星wテラワロス!」
と俺が言うと、
「そうか………そこまで虚仮にするか……。なら、決闘だ!レイ・ヤマト」
と○フォイは言った。
あれ?俺、名前言ったか?
「---良いぜ、四の五の言うより早くて助かる」
「明日の放課後、ここで待つ!それまで精々怯えていると良い!」
「言っておくが、精々って応援する意味もあるぞ」
と俺が言うと、○フォイは顔を怒りで真っ赤にし、離れていった。
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