俺と天使と異世界と

何で異世界なんだよ！

「ルシファー」
ゼウスが呼ぶと俺の背後から誰かが歩いてきた。
「呼んだか？」
あれ？ルシファーって堕天したんだよな？なんで翼が白いんだ？
「一応、俺は堕天した方じゃないからな」
「貴方も心が読めるんだ…………」
母さん、天界は読心術は必須科目なんでしょうか？
「それで、玲に着いて行ってやって－－－－－－」
「それならまずは実力見ないとな。じゃなきゃ断る」
ゴーイングマイウェイだな、ルシファー。
しかし、ルシファーと戦うのか？それはキツイぞ………。
「大丈夫だ。加減するから」
「それと、君には今魔法を少しだけ教えておくよ。あと、それを使う魔力も」
ゼウスが言った瞬間、頭と体に何かが入って来た。うわっ、なんだこれ！？
「ルシファーもそれでいい？」
「ああ」
天使と戦った人間なんてゲームとかだけだぞ。でも、今、俺は戦おうとしている…………。すげぇよな？
「あと、君の武器は想像すれば出てくるから」
「ほー。なら簡単だな」
「そう言って俺に勝てた奴はいないぜ？」
多分、ゲームにすると、
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　　　　勝利条件
　　ルシファーを撃破
　　　　敗北条件
　　俺が撃破される
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だな。燃えてきた！