friendship

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しかし、不思議な事に 窓側の前から三番目。 そこに座っている女の子は 周りとは違った。 目立たなさそうな子。 その子が今は目立って見える。 下をじっと見ている。 少し寂しげな表情には 明暗がはっきりしている。 机には油性のペンで書かれた、 酷い言葉達。 あまりにも酷く、目を 背けてしまいそうだが。 その子はただじっと その黒い線を睨み続けていた。  
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